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株式会社中屋は明治40年創業の替刃式のこぎりとのこぎり目立機のメーカーです。

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のこぎりQ&A

このページでは、これまでにのこぎりのプロフェッショナルである私たちに寄せられた皆様からのご質問やご相談・疑問などを、Q&A方式で掲載しております。 他にのこぎりに関する質問・疑問等がありましたら「お問い合わせ」よりどんどんお寄せください。

  • 「たて引き」と「よこ引き」って言うけど、どう違うの?

    「たて引き」とは、木の繊維(木目)に対して垂直方向に切断すること、「よこ引き」とは、木目に対して直角方向に切断することです。言ってみれば、たて引きは「のみ」で切断するのと同じ原理、よこ引きは「小刀」で切断するのと同じ原理です。
  • 「衝撃焼入」って、なに?

    ノコギリの歯先を丈夫にして長持ちさせるために、瞬間的に熱を加えて焼入れすることです。歯先は黒くなり、ヤスリよりも硬くなりますので、衝撃焼入れ前よりも耐久力が数倍アップします。
  • ノコギリはどんな材料からできるの?

    「SK材」と呼ばれる工具用の焼入れ磨き鋼材(炭素工具鋼)から作られてます。
  • 日曜大工でちょっとだけノコギリを使いたいんだけど、何を選べばいいの?

    さほど細かい作業に使うのでなければ、価格も手頃な「ダイハード」の9寸(265ミリ)で十分でしょう。プロの大工さんも、このタイプのノコギリを主に使う方が多くなっています。
  • 庭の木の枝を切り落としたいんだけど、おすすめの良いノコギリを教えて。

    枝の切りクズが詰まりづらく設計された、剪定専用のノコギリ「剪定エキスパート」をご使用ください。
  • なぜワンダーソーには穴が4つ開いているの?

    ワンダーソーは刃の厚みが均一ですので、曲げた時に刃元の幅が狭いためにそこが曲がり易く(腰折れし易く)なります。しかしこの4つの穴を開けることにより、そこから適度に力を逃がしてバランスを保てるようになっています。
  • ノコギリが初めて作られたのは、何時代?

    世界的に見ると、紀元前1500年前後に古代エジプトで金属製や石器の鋸が発見されており、またヨーロッパでも多くの石製の鋸が見つかっています。日本では、5世紀頃の古墳から出土したものが最初であると言われています。そして、今日使われている鋸のほとんどが出揃ったのが江戸時代であり、両刃鋸が考案されたのは明治時代です。当社も明治40年(1907年)に先々代が北海道で鋸鍛冶業を始め、そして今日にいたっています。
  • あまり疲れなく、木を早く切る方法を教えて。

    ノコギリで木を切断する時のコツは、基本的に引く時に力を入れ、押す(戻す)時に力を抜くことです。更に柄の前方(刃に近い方)ではなく、柄の真ん中から後方(刃から遠い方)を持ち、あまり木と刃との角度をつけずに(ノコギリを寝かせ気味にして)引くことです。
  • のこぎりの「アサリ」とはなんですか?

    のこぎりの刃は全てが同じ厚さだと、木の中に入ったときに締め付けられてしまい、大変使いづらくなります。そこで目立てをした後に、のこぎりの歯を左右に少し振り出して、木との摩擦を軽減させています。長いのこぎりなど歯の大きなものは、見ればアサリはすぐに分かります。